遊離脂肪酸の働き、そして肥満症とは!
遊離脂肪酸とは
エネルギー消費の際に脂肪細胞から分解され、肝臓に運ばれる物質です。
遊離脂肪酸は肝臓で中性脂肪と合成されて、最終的にはまたエネルギーとして消費されます。
ただし、肥満状態の場合、内臓脂肪が多いため肝臓に流れ込む遊離脂肪酸そのものが増えているので、
結果的に合成される中性脂肪の量も増えてしまいます。そのため、血中の中性脂肪は消費されずに残ってしまうのです。
血液中に中性脂肪が多いと、最終的には動脈硬化を引き起こす恐れがあります。
そこで、自分は肥満かどうかの判断は、BMI(Body Mass Index)という判定基準を使います。 BMIが25以上の場合を肥満と断定します。
◎BMIの計算式
BMI=体重kg/(身長m)2=体重kg÷身長m÷身長m
(例)身長160cm、体重70kgの場合、
BMI=70÷1.6÷1.6≒27.3 (=肥満であると診断します)
BMIが25以上で、さらに、糖尿病や高血圧、高脂血症といった
健康障害がある場合や、腹部CT検査などで内臓脂肪面積が100cm2以上あれば、「肥満症」と診断されます。また、肥満には上半身肥満と下半身肥満の2種類があります。
下半身肥満は、お尻や太腿付近に皮下脂肪が多くついているタイプで、女性に多く見られ洋ナシ型ともいわれています。
適度な皮下脂肪は女性にとって必要なものであり、特に健康上の問題は少ないとされています。
上半身肥満は、お腹周辺に脂肪が蓄積するタイプです。中高年の男性に多く見られ、リンゴ型ともいわれています。
内臓の周りに脂肪が付いていることから、メタボリックシンドロームへ発展する恐れがあるとされています。
また、メタボリックシンドロームの一番の原因とされている「肥満」とはどのような状態をいうのでしょう。
「肥満」とは身長にくらべ、体重の割合が大きい状態のことをいいます。 なぜ太るのかというと、食物から摂取するエネルギーが消費するエネルギーよりも上回ってしまうため、 余ったエネルギーが脂肪となって体内に蓄えられてしまうのです。
肥満になる原因は70%が食べ過ぎや早食い、運動不足によるものとされています。
その他には、慢性的ストレスからくる肥満や、二次性肥満といって、病気や薬物による影響が原因とされています。
ただ単に太っているというだけでなく、治療が必要であるとされる場合を「肥満症」と診断します。