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肥満のリスクとメタボリックシンドローム

通風とは、特に男性に多い関節炎でよく知られている病気です。
通風の原因は、プリン体が分解されてできる「尿酸」という老廃物が結晶として体内のあちこちに蓄積され、関節に痛みを発しているのです。通風は関節が痛くなりますが、尿酸は体のあちこちに溜まっているので、腎臓や動脈硬化に発展する恐れがあります。 血中の尿酸濃度が7.5mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断されます。

高尿酸血症(通風)の原因は、生活習慣病が大半を占めます。
それは、肥満や飲酒などが、尿酸の排泄をじゃましているからなのです。 また、ビールには尿酸のもととなるプリン体が多く含まれていたり、 肉汁や内臓といった部分にもプリン体は多く含まれているので、そのような物を食べる機会が多い場合やビールの飲みすぎは、体内にプリン体を増やすことになり、つまりは尿酸値を上昇させてしまう結果となるのです。

また、血管、血液の病気として心血管病等があります。
心血管病とは、心臓へ血液を送る役目をしている冠動脈が狭窄したり閉塞したりしてしまい、 心臓への血液供給が悪くなることから起きる病気のことをいいます。 狭心症や不整脈、心筋梗塞などです。

大きな原因は動脈硬化であると言われており、つまり、余分なものが血管や血液中に残ってしまっているので、心臓を動かすために必要な血液量を運べなくなってしまうのです。 心臓病だけでなく、足や腹部の静脈に血栓が出来てしまい、足の痛みやむくみを引き起こし、 さらには、肺の血管に血栓がついてしまい、胸痛や呼吸困難(肺塞栓症)になってしまう場合もあります。

重要なのは、肥満から起こる代謝異常は、動脈硬化につながる・・・・と言う事です。
動脈とは、内膜・中膜・外膜・内弾性版で出来ており、心臓が押し出す血液をスムーズに流すために、 大きな弾力性を持っています。  しかし、高脂血症や糖尿病などで、血管の壁ににコレステロールや脂肪分が沈着してしまうことにより、 充分な弾力や柔軟性を発揮出来ないで硬くなってしまう状態を「動脈硬化」といいます。

動脈硬化は、通常加齢とともに進行するので、血管の老化現象とも言われていますが、 現代では食生活の変化に伴って若年化が進んでいます。 また、同じ年齢でも個人差があることから、生活習慣の違いが大きな影響を与えていると言えます。

また自分だけは、「メタボリックシンドロームの診断基準には少しひっかかるが、元気だし大丈夫!」 と思っていませんか? メタボリックシンドロームの診断基準に当てはまってしまった場合は、 今は大丈夫でも、その状態が続くと様々な病気に発展する可能性が、健康な人と比べると大きなリスクがあるのです。

食の欧米化によって年々増え続けているメタボリックシンドローム患者で、
肥満・高トリグリセリド血症・低HDLコレステロール血症・高血圧・高血糖といった、 危険因子を2つ以上持つ人は、心血管症のリスクが健康な人に比べて「約10倍」 また、3つ以上の場合は、なんと「31倍」にもなるのです。 

また、糖尿病に関しては、「7〜9倍」とされており、心筋梗塞や脳卒中などは、「約3倍」と言われています。