メタボリックシンドロームと、睡眠時無呼吸症候群
メタボリックシンドロームの「メタボリック」とは『代謝』という意味です。
つまり、運動不足や不摂生、過食などによる肥満から、本来であれば代謝され栄養素や老廃物となって
運ばれていくものが、体内に残ってしまうことにより、糖代謝や脂質代謝に異常が発生し、
それが糖尿病や高脂血症などに発展してしまうのです。
本来、インスリンは、
血液中の栄養素であるブドウ糖を細胞でうまく利用するのに必要なホルモンであり、
細胞はこのエネルギーで活発に活動することができるのです。
インスリンが正常に働かないと、血液中の糖分が各細胞まで運ばれないので残ってしまい、
血糖値が上昇します。また、耐糖能といって体内のブドウ糖代謝能力が低下することになり、糖尿病の症状といえます。
また、血液中にある中性脂肪は、運動すると分解されて
エネルギーとして利用される仕組みになっています。
適度に運動をしていない場合、血液中の中性脂肪が飽和状態となり、血管に溜まったり
脂肪細胞の中に残ってしまうのです。これが内臓脂肪を増やす大きな要因となります。
そして、肥満による症状としてここ最近注目されているのが、
睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間にいびきが止まると同時に数十秒間呼吸が止まってしまうのを繰り返すことにより、
体に様々な影響を与え、ついには命の危険に及ぶ恐ろしい病気です。
睡眠中に上気道が閉塞することによって呼吸が止まったり弱くなったりします。
特徴として考えられるのは、肥満体質であることや、日中によく眠くなったりします。
また、無呼吸症候群の患者は、肥満や高血圧、耐糖能異常、高トリグリセリド血症を併発していることが わかってきました。これらはすべて、メタボリックシンドロームのファクターです。 就寝時に交感神経が緊張してしまうと、インスリンの働きが低下し血糖値が上昇してしまうので、 血圧が高くなったり、糖尿病に発展する恐れもあります。