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高コレステロールと高トリグリセライド

コレステロールとは、脂質の一種で、細胞膜に含まれそれを安定させたり、
性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのステロイドホルモンの原料、ビタミンDの原料にもなります。 血管の内側に張り付いて、血流のエロージョンから血管を保護していたりします。 コレステロールをコントロールする機能が低下すると、必要以上に血管に付着したり、 それが酸化されたり、動脈硬化の原因となったりします。

コレステロールには、一般的に「悪玉コレステロール」と呼ばれる低密度リポ蛋白(LDL)と、 「善玉コレステロール」と呼ばれる高密度リポ蛋白(HDL)があります。 どちらのコレステロールも体に必要な物質ですが、コレステロールが血液中を運ばれる仕組みによって、 善玉と悪玉にわかれます。

コレステロールが多すぎると、動脈の内壁に脂肪質のかたまりが付着し、動脈内を狭めてしまいます。 これが、LDLと呼ばれる悪玉コレステロールです。 一方、HDLと呼ばれる善玉コレステロールは、血管の壁に付着したLDLを運び出す役割をしているのです。

つまり、この善玉コレステロールである、HDL(高密度リポ蛋白)が減少すると、 血管の壁に溜まってしまったコレステロールを排除する機能が低下し、心臓病や動脈硬化に繋がるのです。

そして、中性脂肪は、脂質の1つで体内でのエネルギーの貯蔵源や臓器や組織の維持の働きを担っています。 その多くは皮下脂肪として蓄えられています。  また、グリセロールと呼ばれるアルコールに脂肪酸が1〜3分子とエステル結合したものの総称で、 その中で3分子で結合したものをトリグリセライドと言います。 このトリグリセライドが血中の中性脂肪の約90%を占めるため、血中トリグリセライドを測定することで 体内での脂質の代謝状況を把握するのに使用されています。

トリグリセリド値が高くなると、トリグリセリドの分解が遅れ、
動脈硬化を進める悪玉のリポ蛋白(中間比重リポ蛋白など)が血液中に残ってきます。 この「中間比重リポ蛋白」の出現は中性脂肪値が150mg/dl以上でみられ、この値以上が高トリグリセリド血症です。