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運動不足から肥満、メタボリックシンドロームへ

貯蔵分のブドウ糖はインスリンの働きによって肝臓や筋肉、脂肪組織に運ばれますが、 この時そのブドウ糖を肝臓でグリコーゲンという形に変えて蓄えておくようにするのが、グリコーゲン合成酵素です。 蓄えられたグリコーゲンは、必要に応じてブドウ糖に戻され、エネルギーとなるのです。

グリコーゲン合成酵素を活性化させることにより貯蔵分を増やし、エネルギーを長時間持続できるようにしたのが、スポーツ選手などに取り入れられている、グリコーゲン・ローディング法です。 これは、試合1週間前に体内のグリコーゲンをわざと消費し、グリコーゲン合成酵素が活性化したところで、それから直前までは炭水化物中心の食事によって貯蔵分のグリコーゲンを増やすのです。

運動不足などでエネルギーが燃焼されないと、体内のグリコーゲンも消費されないままとなってしまいます。肥満の場合、グリコーゲンの消費が少ないことによりグリコーゲン合成酵素の働きも悪くなり、 結果的にはインスリン分泌も低下してしまうのです。

そして、インスリンの働きとして、まず食事から体内に摂取された糖分は、小腸で分解されブドウ糖となります。 ブドウ糖はエネルギー源として使われる分と、ブドウ糖が不足した時にすぐにエネルギーとして使えるように貯蔵される分とに分かれます。貯蔵分は、血液中に溶け込んで血糖となります。 その血糖は、血管を伝わって肝臓や筋肉、脂肪組織に運ばれて貯蔵されるのです。

この流れを糖代謝といいますが、その時に重要な働きをするのがインスリンです。 インスリンはすい臓から分泌され、細胞側にあるインスリン受容体と結びつくことで、 ブドウ糖を肝臓や筋肉、脂肪組織に取り込めるように働きます。

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